デートの場所は西葛西だった。久方ぶりに会った彼女は何も変わっていなかった。改札口から出てきた僕を見つけると、読んでいた本から顔をあげて、少し困ったような、なんとも言えない笑顔を見せた。

連れて行かれたのはエスニック料理のお店。

あっという間に2時間がすぎて、お店を出ようか、という時に彼女はそっとテーブルの下でお金を僕に握らせた。

あなたが払うのよ。男なんでしょ?

僕は彼女のそうした心遣いがとても嬉しかった。そして、テーブルから、レジ、お店を出るまでそっと僕の腕によりそってくれていた。僕は彼女がたまらなくいとおしかった。

駅が近づいてくると、僕はつぶやくように言った。

今夜はずっと一緒にいたいな・・・

彼女は13歳も上だった。でも、その時の僕は彼女を間違いなく愛していたと思う。僕達は西葛西の駅前の少し影になった所でゆっくりと唇を重ねた。舌をからませあって、ねっとりとした感覚を僕は味わっていた。彼女は少し困ったような顔をしながらも僕の舌に応じて舌をゆっくりと絡ませてくれた…
2006.11.25 Comment:1 | TrackBack:0
知子は私が中高5年間通っていた塾の先生だった。中学生の頃、淡い恋心を抱き、高校生でそれが確信にかわり、浪人中はそれは曖昧としていた。

中学生や高校生の頃といえば、異性に対しての興味がわき始める頃だ。私も例外ではなかった。

某国立大学に入って、彼女にその報告をし、しばらくしてから彼女から食事の誘いがあった。入学後の騒動も落ち着いた6月になろうかという頃だった。
2006.11.24 Comment:0 | TrackBack:0